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保育士辞めたいの私だ

Suicide Outreach ~保育園という『戦場』で傷つき、生き残り、うつや悩みで辞めたい現役保育士を救済するブログ~

保育士が幼稚園教諭免許を更新する必要がある?~講座を申し込むまで~

現在保育士として働いている私ですが、短大時代に幼稚園教諭の免許を取っています。

平成12年以降は多くの学校で幼稚園教諭・保育士両方の資格を取ることができるようになっているようです。

ですから、私のころよりも現在は幼保両方の資格を持っている方も多いと思われます。

その幼稚園教諭資格、ほんとうにつかえますか?

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使ってない「幼稚園教諭資格」、更新するべき?

少し前に、教員の研鑽のためという名目で、更新制度というのが導入されました。

そして、この更新制度、なんだか迷走気味ですが、 2016年3月現在だとこんな感じになっています。

現在教諭として働いていない人は必ずしも更新の必要はありませんが、 資格を継続して使用するためには、更新講習を受講する必要があります。

 

参考:教員免許更新制 現在教員として勤務していない方へ(文部科学省)

 

現在『保育士』として働いている私は、『教諭』として働いていませんから、更新は必須ではなさそうです。 でもこのまま、更新しなくていいんだろうか・・・

 

現在、幼稚園教諭と保育士は資格としてもごちゃごちゃしていますし、実際の仕事としても同じような部分も多く混乱しています。 さらに混乱することに『子ども園』というどっちもありみたいなところもあり、どうしたらいいのかわからない・・・

 

というわけで母校に電話して確認してみました。

幼稚園教諭の資格は「更新しておいたほうがいい」

現在は幼稚園教諭の資格はつかっていないけど更新したほうがいいのか、と聞いたところ、

「せっかく取得した幼稚園教諭の資格を使用する可能性が少しでもあるのでしたら、多少費用がかかりますが、更新講習を受けて継続しておいた方がいいと思います。」

ということでした。

 

とりあえず、勧められたことですし、講習を受けることに決めてみました。

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幼稚園教諭免許の更新講習とは

この講習を受講できる資格のある人、というのが定められています。

受講対象者

更新講習の講習を受講できるのは、普通免許状又は特別免許状を持つ以下の人です。

  • 校長、副校長、教頭を含む。ただし、指導改善研修中の者を除く現職教員
  • 実習助手、寄宿舎指導員、学校栄養職員、養護職員
  • 教育長、指導主事、社会教育主事、その他教育委員会において学校教育又は社会教育に関する指導等を行う者 また、それに準ずる者として免許管理者が定める者
  • 文部科学大臣が指定した専修学校の高等課程の教員
  • 教員採用内定者
  • 教育委員会や学校法人などが作成した臨時任用
  • 非常勤教員リストに登載されている者
  • 過去に教員として勤務した経験のある者
  • 認定こども園で勤務する保育士
  • 認可保育所で勤務する保育士
  • 幼稚園を設置する者が設置する認可外保育施設で勤務している保育士

受講義務者が、免許状更新講習の修了確認を受けなかった場合、免許状が失効し、免許状を免許管理者に返納する必要があります。

受講義務者以外の者の場合は、免許状更新講習の修了確認の義務が課されていないため、修了確認期限を過ぎても免許状は失効しませんが、そのままでは教壇に立つことはできません。修了確認期限を過ぎた後に教壇に立つためには、更新講習を受講・修了し、免許管理者から免許状更新講習の修了確認を受けることが必要となります。

なので、今、該当する場所で働いていないなどで、更新講習の受講対象者でないひとは、復職する前に受講してからでないと就業できないと言うのが注意になります。

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私(保育士)の場合の更新講習は

とりあえず私の場合『保育士』なので更新講習を受けることができます。 というわけで、検索開始。

文科省のHP ・居住県のHP を見てもなんだかわけがわかりません。 わかんない時は聞いた方が早い!ということで、結局免許を出している県の教育委員会に電話してみました。 整理した結果以下のことがわかりました。

  • 更新講習は生年月日で設定されている該当年に2年間受講する期間がある。
  • 私の場合は、2017年3月31日までに更新しないと、免許が使えなくなる。
  • 更新手続きは、2か月前までに講習を修了し、講習を受けた証明書と所定の書類等を提出し手続きを終わらせる必要がある。

そして、幼稚園教諭免許の更新講習について、自分で検索して、申し込まなければならないことがわかりました。

そして、なんということでしょう。 私の母校では更新講習をやっていなかったんです。

残念・・・

更新研修の内容も変更があるので注意

本来は、県の教育委員会のホームページでいろんなことが分かるはずなのですが、この更新研修を検討した3月は一部が停止中でした。

なぜかと言うと

平成27年度まで、必修領域12時間以上、選択領域18時間以上

となっていたのですが、

平成28年度から、必修領域6時間以上、選択必修領域6時間以上、選択領域18時間以上

と変更になりました。

 

必修領域を2つにわけて必修領域と選択必修領域の6時間ずつになったんですが、 この変更があるために、いろんなシステムが遅れているご様子。

スピーディーに受けるなら民間がおすすめ

その点、民間は対応が早いですね。

地元で通いやすい大学で、幼稚園教諭や小学校教諭の免許を出している学校で、 主だった大学にアクセスすると、すでに28年度の講座について情報が出ています。 実際の申し込みは4月以降になっていましたが、情報が出ていると、準備もしやすいです。

 

さらに、領域に分けて募集がかかっていますので、確認して

平成28年度から:必修領域6時間以上、選択必修領域6時間以上、選択領域18時間以上

になるように自分で選ぶ必要があります。

受講時間がない人や地方の人はオンライン受講が便利そう

eラーニングもあるみたいです。 受講できる大学が遠隔地にしかない場合や仕事で時間が取れない時にはよさそうですね。

参考:eラーニング教員免許免許状更新講習推進機構

 

私の場合は、丁度夏休みは休みの予定なので、久しぶりに大学生気分を味わいに、通学の講習を選ぶことにしました。

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更新講習の申し込み手続き

さて、こうしてやっとやり方が分かったところで、手続きの方法です。

更新講習に必要な費用は

実際いくつかの大学で見たところ、更新講習は一日6000円の所が多いようです。

これを5日間受けることになりますので、受講料として約3万円かかります。

講座の対象職種に要注意

この受講講座を決めるのが大変でした。

各学校で行っている講座には、対象職種が決まっています。 これは『教諭』『養護教諭』 『栄養教諭』の3種類があります。 これが合致していない講座を受講しても、資格更新必要な講座を取得したことになりません。

一方、ほぼどの講座にも主な受講対象者・対象職種が書いてあります。

今回、これで非常に苦労しました。 幼稚園教諭が主な受講者になっている講座は少ないのです。 特に通信教育ではほぼないといっていい状況です。

早めの準備・予約が必要

今回私が調べた大学の更新講習は5月ごろから受け付けを始めていたのですが、学校によって差があります。 さらに、人気の講座は半日で埋まってしまう物もありました。

実際に、当初私が行こうと思っていた大学の講座は結局1つも取ることができませんでした。 仕事をしながら更新講習の申し込みをするのですから、なかなか決まった時間に申し込みができません。

ただ、キャンセルも出るようで、一度は満員で受けられなかった講座に空きが出たので、今回講座を受けることができました。

結果的には比較的近い学校で、必須・選択必須・選択の1科目を 電車で2時間ほどかかる学校で選択の2科目を取得することにしました。

でも実は、すべての講座を決めた後で、主な受講対象者に書かれていなくても 教諭の講座であれば幼稚園教諭更新に必要な講座を受講したことになると言うことが分かったのです。

もっと早くに、わかっていれば・・・

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ねらい目の科目や学校は

実は、科学や数学の講座などには、比較的空きがありました。

また、全国でテストを受験することができる学校が展開されている放送大学でも、学校の教諭向けの講座はたくさんありました。

参考:教員免許更新講習(放送大学)

 

これなら、受講できる講座の幅が広がりますね。 普段なら、数学や科学などは敬遠しがちですが、身近なことを扱っている講座も多く、意外と楽しそうでした。

こんな講座をたくさん受けられたらいいのに、と感じました。

更新講習で感じた「矛盾」

パートタイム勤務の保育士である私の場合、研修を受けるチャンスがありません。 今回の教諭免許更新講習も、受講資格がなければ受講できません。 今は働いていないけど、いずれ働きたいと思っているから更新したいと思っても受けたくても受けられないのです。 これは困りますね。

ただ、更新講習を受けないとなくなってしまうわけではなく、更新講習を受けるまで使えなくなるだけだと言っていました。

 

でも、実際、これだけ混み合っている更新講習ですから、更新年でない時に本当に受講できるのか不安になります。

教諭資格を持つもののスキルアップを目的としたはずなのに、一番苦労するのは「受講する講座を見つけること」言う矛盾・・・

 

もう少し改善されることを切に願っています・・・

 

 

著者:40代保育士 神奈川県在住

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「日本生きろ」 仕事を辞めたい保育士が辞めない条件

→最近何かと話題の保育士不足の話。現在68万人いると言われている潜在保育士のうち、あと5万円以上月収がUPすれば7割以上が復職したいと思っている、という番組を見ました。

保育士が辞めない、続けられる条件とは、一体どんな求人・募集条件なんでしょうか。

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◆辞めたい保育士が残る条件1:お給料アップ!

やっぱりお給料アップが一番必要だと感じます。

つい先日までフルタイムで保育士をしていた私ですが、毎月のお給料は15万弱、手取りにすると12万円ほどしかありませんでした。

大学生の息子がバイトでもらうお給料より少ないことも。さすがにモチベーションが下がるのは仕方がないことではないでしょうか。

 

試しに、保育士が時給いくらで働いているのか、計算してみました。

1日8時間労働+1時間の休憩時間ですが、休憩時間も仕事をしているので9時間労働で計算します。さらに、月に1回は土曜勤務もありますので1カ月の稼働労働日は23日で計算します。

【9時間×23日=207時間】

お給料15万円をこれで割ります

【15万円÷207時間=時給724.6円

これを手取りで計算すると

【12万円÷207時間=時給579.7円

私の住む神奈川県では最低賃金は905円ですから、アルバイトのほうがよっぽどもらえると言う計算です。

さらに、保育士の仕事はこれだけで終わりません。

実に多くの書類を書いたり、明日の保育の準備をしたり、行事の準備など、2,3時間の残業はもちろん家に持ち帰る仕事も多いですが、これらについて残業代をもらえたという話を聞いたことがありません。

このお給料では、アルバイトのほうがまし、と離職するのは仕方ないですよね。

お給料がアップすれば、頑張れる保育士、絶対増えると思います。

  

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◆辞めたい保育士が残る条件2:業務の軽減と効率化!

保育園の仕事は、子どもの面倒を見たり一緒に遊んだりすることだと思っている人が多いんじゃないかと思います。

私も、子どもが好きで子どもと接する仕事をしたいと思って保育士になったのですが、実はそれ以外の業務の多さが、半端ありません。

 

・毎日書く『保育日誌』

・個人の記録を書く『児童票』

・『年間のカリキュラム』

・『月間のカリキュラム』

・『個別のカリキュラム』

・『クラスだよりや園だより』

・『午睡の睡眠状態などをチェックする書類』

・保護者にかく『連絡帳』

・会議の『会議録』

・お誕生会、避難訓練などの毎月ある行事には『行事の計画書』と『反省』

これらを書きます。

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運動会やお遊戯会のような大きな行事の場合は、書類はもちろん途中に何度も会議があり、ほかのクラスとの相談などもあり、これらすべてに『会議録』を作ります。

そして、保育園の部屋に飾ってある、動物や花の絵は『壁面構成』と言って、保育士が一つずつ手作りしています。また、子どもが作る『制作物の準備』や、『運動会・お遊戯会の衣装や小道具、音楽』を準備するのも仕事です。

加えて毎日の保育室の掃除はもちろん、トイレ、階段、扇風機にエアコン、園庭の草むしりに駐車場の掃除まで、掃除だけでもかなりの時間を費やしています。これも子どもがいる時間にはできないので、勤務時間外に行うことがほとんどです。

 

保育士の勤務時間は、子どもが午睡中以外はすべて保育をしていますから、これらの業務は午睡中を利用して行います。でもこの量はとても終わりませんので、日常的に残業と持ち帰りの仕事をすることになるのです。

 

たとえばある日の私の仕事です。

子どものいる私は、子どもを小学校に送り出してから家を出ています。朝早く行って業務をするのは無理なので、準備は前日もしくは自宅で行い、8時半に保育に入ります。そのまま子どもたちと過ごし、午睡の時間になると、雑務をこなします。まずは毎日必ずやっておかないといけない連絡帳を書いて保育日誌を書きます。その後、この日は毎月のその子の発達に合わせた個別カリキュラムの作成のためにクラス会議をしました。15人いるクラスの子どもについて相談していたら8人目まで来たところで時間切れ、子どもたちを起こす時間です。それからまた保育をこなし、夕方になると乳児が合同保育になるタイミングで、子どもたちをほかの職員に託し部屋の掃除を行います。なんとか業務時間内に掃除を開始しますが、ある程度の広さのある保育室と3つの便器があるトイレの掃除を行うだけで、勤務時間を軽く超過します。

 

掃除を終えると午睡中のクラス会議で相談した個別カリキュラムをキチンと文章に書き直します。さらに毎月行っている身体測定の結果や、勤務先や電話番号の変更など細かい書類を作成したらもう2時間が過ぎていました。

 

家に帰ってからは、小さな子が使う紐通しの作成です。フェルトで真ん中に穴が開いた、ぬいぐるみのようなものをたくさん作って通して遊ぶのですが、フェルトなので、縫い目が裂けたり伸びたり、毛玉になったりするので、定期的に新しいものを作って追加する必要があります。

結局、9時間の拘束時間+2時間の残業+自宅での制作を1時間。12時間保育園の仕事をしていたことになりました。

 

家庭を持っている主婦の私がこの仕事をずっと続けられるだろうかと正直迷います。業務の効率化を図ればこんな疲弊している保育士が減り、もっと保育士を続けられるんじゃないかなと思います。

 

◆辞めたい保育士が残る条件3:職場の人間関係がうまくいく!秘策は

どの仕事でも、気が合わなかったり、考え方が違ったりすることってありますから、保育士だけに限ったことではないのでしょうが、女性だけの職場になりやすい保育園では、結構陰湿ないじめが行われています。

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実際に、私が実際にうけたり、見たりしたいじめだけでも

・休憩室に入れてもらえず、毎日40cmほどしかないロッカーの前で休憩を取らされた。

 

・ピアノが弾けない保育士に対して罵倒した上、2週間の練習後に披露した時に「やる気が感じられない」などと子どもの前で莫迦にした。

 

・気が効かない、仕事ができない、などと日々子どもの前で叱責するので、子どもたちが信頼してくれなくなった。周りの保育士にも「あの子は仕事ができない」吹聴して回る

 

というようなことがありました。

 

人間関係というのは相手のいることなので、自分だけではどうにもできないことも多いのですが、私が心がけていることがあります。

 

大人の人間関係も、子どもに対するときのようにするとうまくいく。】

 

たとえば、わかってほしいという気持ちが強くなりすぎると、感情表現が強くなってしまい相手が驚いてしまうこともあります。

一生懸命に言いすぎると、責められているように感じてしまうこともあります。

これは相手を『子ども』に置き換えてみると納得できるのではないでしょうか。

発信する側の時は正しいからと言ってどんなふうに言ってもいいわけではないですね。

受け取る側の時には、『一生懸命なのかもしれない』『余裕がないのかもしれない』と一歩引いて聞くのがよいのではないかと思います。

 

でも、どうしてもその場所で上手くいかないことがあれば、その場所から動く、避難する=職場を変えると言うことも考えてもいいと思います。自分の身を守るのは自分自身だけですからね(安心して働ける保育園を保育士求人のサービスで探してみる)

  •  

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◆辞めたい保育士が残る条件4:過酷な労働条件を改善!

保育園の先生って、労働条件も過酷なんです。

もちろん、お給料の低さや仕事量の多さは大きな問題なんですが、実はトイレにもほとんど行けないって知ってますか?

保育士不足と経費削減のため、保育園に配置されている保育士の数はぎりぎりというところが圧倒的に多いです。とくに幼児クラスの場合、1人で担任をしている園も多いので、クラスの子どもたちがいる間トイレに行く暇もありません。そのせいで保育士は膀胱炎にかかる人がとても多いんです。

 

また、ほとんど休みが取れません。トイレと同様に代わりの人員がいませんから、有給を取ることができないのです。

ところが有給取得率が以外と悪くないというデータがあります。それにはこんなからくりがあります。

私の勤務している園は夏休みを交代でとるのに有給を使っています。通常の企業にあるような夏休みは支給されていませんから、実質的には有給消化とは言えないような気がします。

また子どもに感染するような病気の場合はやすみをもらえますが、ちょっと熱がある、体調が悪いと言うくらいでは休めないので、体が回復するときがありません。

 

きちんとお休みが取れて、リフレッシュしてまた元気に保育ができる、そんな環境になればもっと続けられるって人、多いんじゃないでしょうか。

  

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◆辞めたい保育士が残る条件5:ママになっても保育士続けたい!

 結婚出産して主婦になった保育士が仕事をするうえでとても困るのがシフト勤務です。

うちの園の場合、早番の場合午前7時前に出勤して鍵を開けます。遅番の場合は午後8時過ぎに鍵をかけて帰ります。

このような開所時間が7時、閉所時間が8時の保育園は一般的な保育園です、でもこれではわが子はどうやって保育園に預ければいいのでしょうか。

 

同僚の職員は、早番の時は朝寝ているわが子を実家まで預けに行って、実家から保育園に送迎してもらっていました。遅番の時は、実家のご両親に保育園に迎えに言ってもらい、実家でご飯を食べてすでに寝てしまっている子を家に連れて帰っていました。

結局このような生活は1年で破綻し、離職されてしまいました。

 

小学校に入れば、学校に送り出す時間は8時前、公立学童保育に入れても6時半には迎えに行かなくてはいけません。もっと長く預かってくれる民間学童保育に入れると、だいたい月に4万円程度の費用がかかります。夏休みなど長期休暇には10万円近くかかると言います。薄給の保育士では民間学童保育を利用するのはとても無理なので、結果的に離職するか、パート勤務に変わらざるを得ないと言うことになります。

 

中学校に入ると、部活があり放課後も部活や塾などで帰りが遅くなりますから、比較的時間に余裕ができてくるのです。この育児ド真ん中の12年間をもっと柔軟な勤務体制があれば、続けたいと思っている人は多いのです。

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著者:現役保育士 神奈川県 40代 女性

 

まとめ

子どもはいずれ大人になります。大人になって社会の一員になる前の、乳幼児期の成長を担うのが保育士です。子どもを産み育てることのできる女性は、社会で一番働き盛りの年齢と重なります。

保育士不足の問題を、単に働いている一個人の問題ととらえずに、社会の問題としてとらえ、解決していこうと言うふうに、今の保育園改革の機運が高まってくれることを願っています。

私と、全国に44万人いる保育士の同僚たち、そして200万人の保育園に通う子どもたち、そして未来の子どもたちのために。 

 

 

【この↓記事を読めばもっと保育士の現場に詳しくなれます】 

たくさんのシェアありがとうございます^^他にもいろいろ思う事を書いてますので是非読んで行ってください。

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「 無 職 」 保育士を辞めた人が遭遇する厳しい現実と対策

※9/14追記

 

保育園は、給料は安く、忙しく、残業や持ち帰り仕事も多いです。保護者対応の難しさや、子どもの怪我や病気に対する責任もあります。女性ばかりの職場なので人間関係も難しいです。

そんな保育園に勤めるうちに、『とにかく辞めたい!』と勢いで辞めたくなることってありますよね。

でもちょっと待って、保育士を辞めた人が遭遇しやすい厳しい現実があります。

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保育士からの転職は、難しいことも。

実は私は、一般的な事務職から保育士に転職しています。

正直にいえば、この転職は比較的楽でした。保育士はどこも慢性的に人材不足ですので、求人は一年中切れ目なくあり、求人の数もかなり多くあります。

私の場合は、多少時期がずれてしまっていたので、求人の数はさほど多くはありませんでしたし、一番条件に合うと思われるところは経験者優遇と書いてある園でした。なので「ダメもとで、まずは一つ話を聞いてみよう」と軽い気持ちで受けた園で即採用になっています。

 

しかし、逆の転職は簡単ではないようです。

まず、保育の専門学校にいって保育士になった方は、保育士の資格を使うような仕事であれば専門学校卒であることを評価してもらえますが、それ以外の職種ではせっかく勉強したことを認めてもらえず、高卒として扱われるという覚悟が必要です。

そして、社会人の経験を積んでいるにもかかわらず、特殊な職種というイメージがあるためになかなか採用されないと言うことがあるようです。

 

事務職

安定した仕事として人気の事務職は、保育士から転職したい人だけでなくみんながまずは希望する職種です。最近ではどの会社も派遣社員を取ることも多いですので、中途採用の正社員はとても狭き門ですね。また私は長く派遣社員を経験してきましたが、年齢が上がっていくに従って派遣社員でも求人・採用がどんどん減っていきます。

また、保育士は仕事上でパソコンを使う機会も意外と多いのですが、社会的にはパソコンは使えないだろうという意識があるので、PCスキルがないと評価されがちです。事務職を希望する場合は、PCスキルがあることを言えるような資格を取得するなどが必要だと思います。

事務職の中では、コールセンター、カスタマーサポートなどは、保育士のスキルを生かせる仕事として採用される可能性があるようです。

サービス業

サービス業はアパレル。アミューズメントなど子どもと近い距離で出来る職種も多いので、事務職に比べると採用される可能性が高いようです。ただ、サービス業の場合は土日休みになることが少なく、夜も遅くなりがちなことから、子どもを持って働くのはなかなか大変だと思います。とくに女性の多い保育士の転職先としてはその辺が難しいですね。ただ、男女比が半々程度で女性ばかりの職場の人間関係の難しさがあまりない可能性があります。

 

実際に私の周りで転職した人を見ていると、やはりとても苦労していました。とくに男性保育士が転職するのは難しいようで、仕事をしながら就職活動をしていましたが、何度も不採用になっていました。仕事をしながらの就職活動はとにかく時間を取るのが難しいので、転職支援サービスに登録して行うのは必須のようですが、それでも何度も落とされてもめげない気力と、仕事の後に面接に急いで向かうだけの体力が必要ですね。

 

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すぐに就職しないで、失業保険をもらって過ごそうというときの落とし穴

保育士として働いていて、辞めようと思う時はかなり心身ともに疲れています。なので、失業保険をもらってゆっくりした後で就職活動すればいいや、と考えている人も多いと思います。でもちょっと待ってください。

 

失業保険がいつからどのくらいもらえるか知っていますか?

自己都合で退職した場合、失業保険がもらえるのは3カ月後からです。受給期間中はハローワークに通いながら就職活動をしなければいけません。

さらに、失業保険をもらえる期間は雇用保険に入っていた期間で決まるので、20代の自己都合退職の場合は3カ月しかもらえません。しかももらえる金額はボーナスを除いた半年の平均給与の半分程度。もともと給与額がさほど高くない保育士の場合、これでは生活をするのも厳しい状況ですよね。

また、住民税は前年の所得に対して徴収されますから、給料をもらっていなくも支払わなくてはいけません。

収入がない中での支払いはかなり大変で、市役所から納付所が来るとかなり焦りますよ。

リフレッシュしてから次の仕事に就きたいと言う気持ちはわかりますが、かなりリスクの高い選択ですよね。

 

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保育士の資格とキャリアを生かす転職

全く違う職種への転職の難しさを考えると、せっかく取った資格とキャリアを生かして転職する方法はないのでしょうか。

保育士の資格とキャリアが転職の時に有利になる職種もあります。

・保育ママ

最近の保育士不足から自宅で行う保育ママを積極的に行っている自治体が増えてきました。平成22年に児童福祉法の改正時に家庭的保育事業として法定化されました。自治体の援助があるので収入の面も魅力的ですが、自宅で子どもを預かるリスクもあります。またすべての自治体で行っているわけではないので、調べてみる必要があります。

・病院内保育施設

看護婦さんの子どもを預かる院内保育所と、病気中や回復期の子どもを預かる病児保育があります。どちらも保育士免許が必要ですし、希望が多いのでどんどん増えているようです。

・託児所

保育園のように預かる無認可の託児所のほか、自動車学校や美容院、ホテル、病院などでも託児を行っている場所が増えています。またサッカーやコンサートなどのイベント時にあずかる託児アルバイトやベビーシッターなども保育士免許があると有利です。

・介護職

介護職は保育士などの福祉関連資格取得者の求人募集が多いんです。

もともと、介護士と保育士が勉強する科目の中で、共通の内容も多いので、一時は資格の統合も検討されたほどです。

結果的に統合は見送られましたが、もともと共通する内容の多い仕事ですので、基本理念や人に対するサービスという共通点もあるので、採用されることが多いようです。

・学童保育・児童館

学童保育はいままで資格がなくても働ける場所でした。でも、2015年に放課後児童支援員の資格があると有利になりました。この放課後児童支員は新しい資格なのでまだまだ取得している人が少ないのですが、一定の条件を満たす人が研修を受けることで取得できます。その条件の一つに「保育士資格を持っている人」というのがあります。

もちろん保育士資格だけでも、働くことは可能ですが、学童保育に就業を考えているのであれば、放課後児童支援員の資格を取ると、さらに就業しやすくなります。

乳児院・児童養護施設

乳児院や児童養護施設では、保育士資格を取得している人の求人があります。なかなか大変な仕事ではありますが、正社員の求人、月給で20万円以上という条件の所もあり、収入面ではかなり安定します。また、宿直がない就業方法を選べるところもありますので、収入面での転職を考えたら検討の余地がありそうですね。

幼児教室の先生

これも必ずしも保育士の資格が必要なわけではありませんが、保育士の資格を持っていると言うと、有利になる仕事の一つですね。自分で教室を開く時にも有資格者ということで、保護者の安心感が違うと思います。

 

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そもそも、保育士を辞めたくなった理由を考えてもう一度保育士を

そもそも保育士を辞めたくなった理由はなんだったんでしょう。

 

収入:とにかく給料や年収が低い。仕事量は多く、責任も重く労働時間も長いのに、この給料ではやっていけない!

 

支出:給食費に駐車場代、研修費、エプロンなどの必要なものを購入する費用や、制作や壁面構成などの材料費など、出費が多い!自営業でもないのに自腹が多すぎる!

 

人間関係:女性ばかりの職場で人間関係がぎすぎす、先輩後輩保育士との関係やパート職員の扱い方、女性特有の噂話や悪口がいや

 

体力:毎日子ども相手で体力が続かない、腰痛腱鞘炎膝痛などの持病がつらい!

 

休暇:有給休暇を消化できたことがない、体調が悪くても自分の子どもが熱を出しても休めない職場で働けない!

 

保護者:保護者対応が大変、モンスターペアレンツや噂話が好きな保護者に振り回されるし、休日でも保護者の目を意識していなくてはいけないのがいや!

 

責任:子どもの怪我、病気、喧嘩など常に気を配っていますがそれでもすべてを防ぐのは難しいのです。「私が怪我をさせた」わけじゃなくて「子ども怪我をした」んです!

 

いろんな理由がありますね。

辞めたくなるのもうなずける・・・

でも保育士以外への転職の難しさを考えると、やっぱり一度は志を持って保育士になったのですから、保育士への転職を考えるのもありだと思います。

 

転職したい理由の中でも特に気になる

給料や待遇のいい、残業が少ない職場

に転職できるとずいぶん変わるんじゃないでしょうか。

地域によっては、求人倍率が6倍というようなところもあり、そういうところはお給料面や手当などの待遇を整備しないと保育士が集まらないため、手厚くなっているところが多いようです。転居や通勤時間をかけてもいい状況であれば、幅広く比較できる、保育士の転職情報サイトなどに登録すると、希望の条件に合う職場を探してくれそうです。

また、最近は残業や持ち帰りの仕事をなくしたり有給をきちんと取得できるようにするなどの工夫をしている園も少しずつですが増えてきています。希望の条件の職場を探せる可能性も出てきました。

 

人間関係がいい職場というのは、なかなか事前に見極めるのは難しいですね。

実は私が今勤めている保育園は、事前の印象はよくありませんでした。ただ、前の保育園が嫌だったので次をすぐ決めたかったという理由で選んでしまったのです。でも偶然にも私が入職するタイミングで園長先生が変わり、職場の雰囲気がずいぶんよくなったので、勤め続けられています。

私の場合はラッキーでしたが、やっぱり人間関係のいい職場かどうかは、面接のときの印象や職場を見学させていただいたときの雰囲気で、よさそうなところというのは大事だと思います。

また、若い保育士が多く、求人がしょっちゅう出ている保育園は要注意です。同僚の保育士が転職した保育園は5年間1回も求人が出ていなかった保育園でした。同僚は園長先生も『保育士は宝だから、保育士が働き続けたいと思う職場にしたい』とおっしゃっているんだ」といっていて、とても働きやすいそうです。

 

まとめ

保育士の仕事はなかなか大変で、今は条件もあまりよくないことが多く『もうやめたい!』と思うこともありますよね。

でも、機械やコンピューターが代わりをできない仕事である保育士は、今後も絶対なくならない職業だと思います。また、待機児童問題や少子化問題の解決は急務で、保育士の待遇が変わる可能性が、だんだん高まっているように感じます。『#保育士やめない』『#保育を諦めない』といった観点からも、まずは保育士求人のサイトを上から下まで検索して好待遇の求人に希望をつないでみる事をお勧めします。

いろんな仕事をしてきた私から見ても保育士の仕事内容はとっても魅力的でやりがいがあると感じています。

職場がいや=保育士がいやになってしまう前に、転職についてもう一度考えてみると、また違った可能性が見えてくるのではないでしょうか。

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著者:現役保育士 神奈川県 40代 女性 

 

他にも思う事を書いてます。賛成できる記事があればブックマークにご協力くださいm(_ _ )m

 

※『私、保育士辞めたい。』は、すべての記事が保育士経験者や、現役の保育士によって書かれています。実体験を元にした、保育の現場の声が、一人でも多くの方にお届けできればと願っております。