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保育士辞めたいの私だ

Suicide Outreach ~保育園という『戦場』で傷つき、生き残り、うつや悩みで辞めたい現役保育士を救済するブログ~

「 無 職 」 保育士を辞めた人が遭遇する厳しい現実と対策

※9/14追記

 

保育園は、給料は安く、忙しく残業や持ち帰り仕事も多いです。保護者対応の難しさや、子どもの怪我や病気に対する責任もあります。女性ばかりの職場なので人間関係も難しいです。

そんな保育園に勤めるうちに、『とにかく辞めたい!』と勢いで辞めたくなることってありますよね。

でもちょっと待って、保育士を辞めた人が遭遇しやすい厳しい現実があります。

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保育士からの転職は、難しいことも。

実は私は、一般的な事務職から保育士に転職しています。

正直にいえば、この転職は比較的楽でした。保育士はどこも慢性的に人材不足ですので、求人は一年中切れ目なくあり、求人の数もかなり多くあります。

私の場合は、多少時期がずれてしまっていたので、求人の数はさほど多くはありませんでしたし、一番条件に合うと思われるところは経験者優遇と書いてある園でした。なので「ダメもとで、まずは一つ話を聞いてみよう」と軽い気持ちで受けた園で即採用になっています。

 

しかし、逆の転職は簡単ではないようです。

まず、保育の専門学校にいって保育士になった方は、保育士の資格を使うような仕事であれば専門学校卒であることを評価してもらえますが、それ以外の職種ではせっかく勉強したことを認めてもらえず、高卒として扱われるという覚悟が必要です。

そして、社会人の経験を積んでいるにもかかわらず、特殊な職種というイメージがあるためになかなか採用されないと言うことがあるようです。

 

事務職

安定した仕事として人気の事務職は、保育士から転職したい人だけでなくみんながまずは希望する職種です。最近ではどの会社も派遣社員を取ることも多いですので、中途採用の正社員はとても狭き門ですね。また私は長く派遣社員を経験してきましたが、年齢が上がっていくに従って派遣社員でも求人・採用がどんどん減っていきます。

また、保育士は仕事上でパソコンを使う機会も意外と多いのですが、社会的にはパソコンは使えないだろうという意識があるので、PCスキルがないと評価されがちです。事務職を希望する場合は、PCスキルがあることを言えるような資格を取得するなどが必要だと思います。

事務職の中では、コールセンター、カスタマーサポートなどは、保育士のスキルを生かせる仕事として採用される可能性があるようです。

サービス業

サービス業はアパレル。アミューズメントなど子どもと近い距離で出来る職種も多いので、事務職に比べると採用される可能性が高いようです。ただ、サービス業の場合は土日休みになることが少なく、夜も遅くなりがちなことから、子どもを持って働くのはなかなか大変だと思います。とくに女性の多い保育士の転職先としてはその辺が難しいですね。ただ、男女比が半々程度で女性ばかりの職場の人間関係の難しさがあまりない可能性があります。

 

実際に私の周りで転職した人を見ていると、やはりとても苦労していました。とくに男性保育士が転職するのは難しいようで、仕事をしながら就職活動をしていましたが、何度も不採用になっていました。仕事をしながらの就職活動はとにかく時間を取るのが難しいので、転職支援サービスに登録して行うのは必須のようですが、それでも何度も落とされてもめげない気力と、仕事の後に面接に急いで向かうだけの体力が必要ですね。

 

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すぐに就職しないで、失業保険をもらって過ごそうというときの落とし穴

保育士として働いていて、辞めようと思う時はかなり心身ともに疲れています。なので、失業保険をもらってゆっくりした後で就職活動すればいいや、と考えている人も多いと思います。でもちょっと待ってください。

 

失業保険がいつからどのくらいもらえるか知っていますか?

自己都合で退職した場合、失業保険がもらえるのは3カ月後からです。受給期間中はハローワークに通いながら就職活動をしなければいけません。

さらに、失業保険をもらえる期間は雇用保険に入っていた期間で決まるので、20代の自己都合退職の場合は3カ月しかもらえません。しかももらえる金額はボーナスを除いた半年の平均給与の半分程度。もともと給与額がさほど高くない保育士の場合、これでは生活をするのも厳しい状況ですよね。

また、住民税は前年の所得に対して徴収されますから、給料をもらっていなくも支払わなくてはいけません。

収入がない中での支払いはかなり大変で、市役所から納付所が来るとかなり焦りますよ。

リフレッシュしてから次の仕事に就きたいと言う気持ちはわかりますが、かなりリスクの高い選択ですよね。

 

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保育士の資格とキャリアを生かす転職

全く違う職種への転職の難しさを考えると、せっかく取った資格とキャリアを生かして転職する方法はないのでしょうか。

保育士の資格とキャリアが転職の時に有利になる職種もあります。

・保育ママ

最近の保育士不足から自宅で行う保育ママを積極的に行っている自治体が増えてきました。平成22年に児童福祉法の改正時に家庭的保育事業として法定化されました。自治体の援助があるので収入の面も魅力的ですが、自宅で子どもを預かるリスクもあります。またすべての自治体で行っているわけではないので、調べてみる必要があります。

・病院内保育施設

看護婦さんの子どもを預かる院内保育所と、病気中や回復期の子どもを預かる病児保育があります。どちらも保育士免許が必要ですし、希望が多いのでどんどん増えているようです。

・託児所

保育園のように預かる無認可の託児所のほか、自動車学校や美容院、ホテル、病院などでも託児を行っている場所が増えています。またサッカーやコンサートなどのイベント時にあずかる託児アルバイトやベビーシッターなども保育士免許があると有利です。

・介護職

介護職は保育士などの福祉関連資格取得者の求人募集が多いんです。

もともと、介護士と保育士が勉強する科目の中で、共通の内容も多いので、一時は資格の統合も検討されたほどです。

結果的に統合は見送られましたが、もともと共通する内容の多い仕事ですので、基本理念や人に対するサービスという共通点もあるので、採用されることが多いようです。

・学童保育・児童館

学童保育はいままで資格がなくても働ける場所でした。でも、2015年に放課後児童支援員の資格があると有利になりました。この放課後児童支員は新しい資格なのでまだまだ取得している人が少ないのですが、一定の条件を満たす人が研修を受けることで取得できます。その条件の一つに「保育士資格を持っている人」というのがあります。

もちろん保育士資格だけでも、働くことは可能ですが、学童保育に就業を考えているのであれば、放課後児童支援員の資格を取ると、さらに就業しやすくなります。

乳児院・児童養護施設

乳児院や児童養護施設では、保育士資格を取得している人の求人があります。なかなか大変な仕事ではありますが、正社員の求人、月給で20万円以上という条件の所もあり、収入面ではかなり安定します。また、宿直がない就業方法を選べるところもありますので、収入面での転職を考えたら検討の余地がありそうですね。

幼児教室の先生

これも必ずしも保育士の資格が必要なわけではありませんが、保育士の資格を持っていると言うと、有利になる仕事の一つですね。自分で教室を開く時にも有資格者ということで、保護者の安心感が違うと思います。

 

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そもそも、保育士を辞めたくなった理由を考えてもう一度保育士を

そもそも保育士を辞めたくなった理由はなんだったんでしょう。

 

収入:とにかく給料や年収が低い。仕事量は多く、責任も重く労働時間も長いのに、この給料ではやっていけない!

 

支出:給食費に駐車場代、研修費、エプロンなどの必要なものを購入する費用や、制作や壁面構成などの材料費など、出費が多い!自営業でもないのに自腹が多すぎる!

 

人間関係:女性ばかりの職場で人間関係がぎすぎす、先輩後輩保育士との関係やパート職員の扱い方、女性特有の噂話や悪口がいや

 

体力:毎日子ども相手で体力が続かない、腰痛腱鞘炎膝痛などの持病がつらい!

 

休暇:有給休暇を消化できたことがない、体調が悪くても自分の子どもが熱を出しても休めない職場で働けない!

 

保護者:保護者対応が大変、モンスターペアレンツや噂話が好きな保護者に振り回されるし、休日でも保護者の目を意識していなくてはいけないのがいや!

 

責任:子どもの怪我、病気、喧嘩など常に気を配っていますがそれでもすべてを防ぐのは難しいのです。「私が怪我をさせた」わけじゃなくて「子ども怪我をした」んです!

 

いろんな理由がありますね。

辞めたくなるのもうなずける・・・

でも保育士以外への転職の難しさを考えると、やっぱり一度は志を持って保育士になったのですから、保育士への転職を考えるのもありだと思います。

 

転職したい理由の中でも特に気になる

給料や待遇のいい、残業が少ない職場

に転職できるとずいぶん変わるんじゃないでしょうか。

地域によっては、求人倍率が6倍というようなところもあり、そういうところはお給料面や手当などの待遇を整備しないと保育士が集まらないため、手厚くなっているところが多いようです。転居や通勤時間をかけてもいい状況であれば、幅広く比較できる、保育士の転職求人情報のサイトなどに登録すると、希望の条件に合う職場を探してくれそうです。

また、最近は残業や持ち帰りの仕事をなくしたり有給をきちんと取得できるようにするなどの工夫をしている園も少しずつですが増えてきています。希望の条件の職場を探せる可能性も出てきました。

 

人間関係がいい職場というのは、なかなか事前に見極めるのは難しいですね。

実は私が今勤めている保育園は、事前の印象はよくありませんでした。ただ、前の保育園が嫌だったので次をすぐ決めたかったという理由で選んでしまったのです。でも偶然にも私が入職するタイミングで園長先生が変わり、職場の雰囲気がずいぶんよくなったので、勤め続けられています。

私の場合はラッキーでしたが、やっぱり人間関係のいい職場かどうかは、面接のときの印象や職場を見学させていただいたときの雰囲気で、よさそうなところというのは大事だと思います。

また、若い保育士が多く、求人がしょっちゅう出ている保育園は要注意です。同僚の保育士が転職した保育園は5年間1回も求人が出ていなかった保育園でした。同僚は園長先生も『保育士は宝だから、保育士が働き続けたいと思う職場にしたい』とおっしゃっているんだ」といっていて、とても働きやすいそうです。

 

まとめ

保育士の仕事はなかなか大変で、今は条件もあまりよくないことが多く『もうやめたい!』と思うこともありますよね。

でも、機械やコンピューターが代わりをできない仕事である保育士は、今後も絶対なくならない職業だと思います。また、待機児童問題や少子化問題の解決は急務で、保育士の待遇が変わる可能性が、だんだん高まっているように感じます。『#保育士やめない』『#保育を諦めない』といった観点からも、まずは保育士求人のサイトを上から下まで検索して好待遇の求人に希望をつないでみる事をお勧めします。

いろんな仕事をしてきた私から見ても保育士の仕事内容はとっても魅力的でやりがいがあると感じています。

職場がいや=保育士がいやになってしまう前に、転職についてもう一度考えてみると、また違った可能性が見えてくるのではないでしょうか。

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著者:現役保育士 神奈川県 40代 女性 

 

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※『私、保育士辞めたい。』は、すべての記事が保育士経験者や、現役の保育士によって書かれています。実体験を元にした、保育の現場の声が、一人でも多くの方にお届けできればと願っております。