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保育士辞めたいの私だ

Suicide Outreach ~保育園という『戦場』で傷つき、生き残り、うつや悩みで辞めたい現役保育士を救済するブログ~

保育サービスは増えていくけど受け皿がない現場

面接で保育サービス利用、失業者に8割支給というニュースが入ってきました。

失業して雇用保険の受給資格がある人が、職探しで面接を受けるために子どもの保育サービスを利用した場合、利用費の8割(1日上限8千円)を支給する新たな制度を厚生労働省がつくる。子育て中の失業者の就労を支援するねらい。来年1月1日から実施する。

(2016年7月25日朝日新聞デジタル)

 

保育所・認定子ども園・一時預かりや認可外保育所・ベビーシッターサービスを利用して面接を受けた時に、8割を雇用保険から支給されると言うもの。
職業訓練や教育訓練の場合は、60日を限度に8割を支給されます。

 

これに該当する人、利用したいと考える方、結構いるんじゃないでしょうか。

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一時保育室の職員の私が思う

一時預かり制度でも、児童と保育士の数は規定があり、基本は当該保育士の数は2人を下回ることはできないとなっていますが、シフトの都合などで実務的には1人で保育をする時間もある、という施設の話も聞きます。

でも保育園の場合、余裕を持って人員配置できているところは少ないのでどのクラスも余裕がありません。一時保育で手がたらなくても、他のクラスからヘルプに入ってもらうことはほとんどできません。

 

預かったからには、楽しく過ごしてほしい、元気に帰ってほしいと思っているので、2人で保育している時は、一時保育といえどもできるだけ主活動をしたいと思っています。

月齢が違う子どもたちなので大変ですが、天候が許す限りお散歩に出かけるようにしています。

また、制作やリトミック、絵本なども月齢・年齢に応じて楽しめるように工夫しています。

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今ですらいっぱいいっぱいの業務

でも、初めてのお預かりの時はやっぱり終始泣いている子も多く、抱き続けている、おんぶをし続けているようなことも少なくないので、じゅうぶんに活動をしてあげられず、おもちゃを出して遊ぶのが精いっぱいという日もあるのも事実です。

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また、園によって異なるようですが、私の勤める園では、子どもの様子をメモしたものを作成し、領収書を作成しお渡ししています。

また、月に50人くらいいる子どもたちの出席を確認、予約や変更、新しいお子さんの受け付けまでを処理するので、事務作業も半端ではありません。

お昼寝をする習慣のない子や、月齢の違いや家庭での状況の違いからお昼寝の時間もまちまちですから、お昼寝の時間だけでは事務作業が終わらないことも多々あるのです。

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一方、保育園はどこも満員で、出産などの一時利用の子が入所するのはほぼ無理ですから、一時保育でお預かりすることになっています。この先、冒頭の事業がスタートしたら、どのくらいの利用があるのかと思うと、正直不安になります。

 

「復帰のためのサポート」が必要なのは痛いほどわかるけど

私も、わが子が入所できるまでの1年半、一時保育室に預けて働いていました。

私の住む自治体では、週4日以上通う人は予約を優先してとることができましたので、一時保育室といってもみんな仲良しでした。兄弟と年が離れているので、一時保育室では同じ年頃のお友達と過ごすことが出来ました。

小さなときから預けるのは周りの反対もありましたが、たくさんの大人たちに愛され抱っこされて過ごすことができましたし、家では出来ない同年代の子どもたちとの切磋琢磨ができましたので、本当に感謝しています。

なので、今度はできるだけお預かりして差し上げたいと思っているのです。

でも体は一つ。歯がゆい思いがします。

 

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(著者:40代女性 関東在住・保育士)

※『私、保育士辞めたい。』は、すべての記事が保育士経験者や、現役の保育士によって書かれています。実体験を元にした、保育の現場の声が、一人でも多くの方にお届けできればと願っております。