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保育士辞めたいの私だ

Suicide Outreach ~保育園という『戦場』で傷つき、生き残り、うつや悩みで辞めたい現役保育士を救済するブログ~

保育士に復職するなら今がチャンス、そのための思案

結婚や妊娠を期に保育職を離れ、子育てがひと段落した今、また保育士に復職したいと考えている方は多いでしょう。

生活費や子供の学資のため、自分の生きがいのためキャリアを活かしたいなど、さまざまな理由があると思いますが、たくさんの子どもの笑顔や成長を目にできる保育士の仕事はやはり魅力がありますよね。

ただ長いブランクがあると、元のように働くことができるのか、採用してくれる職場はあるのかなど復職の不安は大きいかと思います。

ブランクがあっても保育士に復職できるのかをみていきましょう。

保育士の復職は今がチャンスかも

数年前でしたら、長いブランクがある保育士の復職は難しいかなと思っていたかも知れません。

今はニュースでも御存知のとおり首都圏を中心に保育士不足が深刻化し、地方によってばらつきはあっても保育士の絶対数は足りてないようです。

潜在保育士の掘り起こしに向けて、施策を打ち出している市町村もありますね。

「はい、私が潜在保育士です」と手を上げたい方、「今なら保育士に復職できるかも」と希望がわいてきた方もいるでしょう。

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私の友人も20年近いブランクがありながらも、知人保育士の紹介で乳児保育園のパート保育士に復職しました。時給も一般職のパートよりは2割増しの金額とのことでした。

少子化でありながら待機児童が多いという矛盾をかかえ、潜在保育士は多いのに保育士不足というアンバランスな状態ですから、数年後にはどうなっているのかは分かりません。

でも今は、間違いなく保育士の需要は高く即戦力を求めている時代、復職のチャンスが来ていると言えそうです。

潜在保育士が多い理由

一度保育職に就いていれば、ハードな仕事だということが分かっていますよね。残業や持ち帰りの仕事の多く、急に休みを取りたくても担当の子どもや他の保育士に迷惑がかかると思えばなかなか休めなかったですよね。

こんな状態では、家庭を持ちながらフルタイムの正保育士に就くのは難しいと、復職に踏み出せないのが潜在保育士の多い理由のひとつでもあるでしょう。

でも今は、早朝や夕方にパートやアルバイトを入れて、正保育士をサポートするなどの体制をとっている保育園が増えてきているのです。

あなたが勤めていた時よりは、給料や待遇は確実に良くなってきています。

保育士に復職するにあたっての不安や心配事

家庭と仕事の両立

復職する時には家族の理解と協力を求めておくことが大切になってきますね。

今までどおりの家事をこなしながら仕事をしようと思っても、どうしても無理が出てきますから夫や子供の協力は必要になります。

それでもお母さんがイキイキと働いている姿を見せることは、子どもにとってプラスになることが多いのではと思います。自分で出来ることは自分でする、時には炊飯器のスイッチを入れてもらうなど簡単な家事の分担を任せることで自立心も育つでしょう。

復職する保育園の労働条件は、家事と仕事の両立に大きくかかわってきますから慎重に考えましょう。できるだけ残業がない職場、子どもの急病や学校の行事に休みを取れる体制になっているかなどをしっかりと確認し、場合によっては交渉しておく必要があります。

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体力が続くかという心配

活動的な子どもと1日中接する保育士の仕事、体力が続くだろうかという心配もありますよね。

復職したばかりの頃は、疲れるしきついし辛いと感じることでしょう。

でも一度やっていた仕事は身体が覚えています。効率的な身体の使い方や、力の入れどころや抜くところのメリハリも分かっているでしょう。自分が思っているより早く慣れることができると思います。

今の時代は職場の定年も65歳に延び70歳ぐらいまで現役の方もいますし、中高年でも介護や保育の仕事に就いている方もいます。

そう考えると30代40代はまだまだ働き盛り、50代に入ってももうひと頑張りできる体力がありそうです。

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保育スキルに自信がない

ピアノや手遊びなどの保育スキルを忘れてしまって自信がないと思う方もいるでしょう。これも一度やっていたことですから、初めてやる仕事よりは楽に取り戻すことができます。

インターネットで手遊びや折り紙の動画を参考にすることもできますし、潜在保育士を支援する保育士復職セミナーを開催している市町村もありますから復職前に参加してみてもいいですね。

子どもとの接し方は、子育て前より子育てを経験した復職後の方が上手になっていると気づくかも知れません。

乳児の排泄指導や寝かしつけなどは子育て経験が「強み」にもなりますね。保育園によっては、子育て経験のある保育士を望んでいるところもあります。

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若い保育士との接し方

自分よりもいくつも年下の保育士に指導されたり注意を受けたりすることもありますね。

保育園それぞれに方針ややり方の違いもあり、理不尽なことを言われて悔しい思いをすることもあるかも知れません。

「昔は主任だったのに」とか「前の園はこうだった」など前園と比べるのは厳禁です。

復職した園では新人ですからいきなり自分のやり方を押し通そうとしても摩擦を生じるだけ、信頼関係が築けるようになったときに、自分のやり方を示していく方が良さそうです。

モンスターペアレントの接し方

ドラマやコラムなどでモンスターペアレントが存在する話を知ってびびってしまったりしますか。それほど極端ではなくても、保育士を経験していれば面倒なことを言ってくる保護者はいましたよね。

若い頃よりは、人生経験を積んで対応力はついているでしょうし、子育てを通して親の立場も理解しているでしょう。上手な距離感を保ちつつ良好な関係を築くこと、モンスターペアレントと思われる保護者にも冷静に対応することは、今の方がずっと上手になっていると思います。

著者

50代後半女性 保育士 愛知県在住

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まとめ

保育士に復職する不安は尽きないかと思いますが、自分のキャリアや資格を埋もれたままにしておくのはもったいないですよね。

フルタイムの正保育士は自信がないのであれば、派遣やパート、アルバイトで早朝や延長保育、9時から15時勤務、週に数日の勤務などの選択肢も広がっています。

諦めずに足を踏み出して、自分の生活スタイルに合わせながら生きがいのある仕事をする豊かな人生を手に入れてくださいね。

 

※『私、保育士辞めたい。』は、すべての記事が保育士経験者や、現役の保育士によって書かれています。実体験を元にした、保育の現場の声が、一人でも多くの方にお届けできればと願っております。